原作 伊藤和典
テレビアニメ放送期間 1983年7月1日~1984年6月29日
テレビアニメ放送時間 金曜日 18時00分~18時30分
放送局 日本テレビ系列
話数 全52話
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[csshop service=”rakuten” keyword=”クリィミーマミ” sort=”-sales” pagesize=”1″ mode=”embed”] ●概要 (説明はWikipediaより)
スタジオぴえろ作のテレビアニメ。
テレビシリーズ終了後、OVAも製作されている。
前年の『魔法のプリンセスミンキーモモ(第1作)』の製作を担当した読売広告社が、『モモ』に続く魔法少女物として『はずんでクリィミーマミ』というタイトルで企画。
葦プロダクションに替わる製作会社として、当時『ニルスのふしぎな旅』、『うる星やつら』のヒットで名を知られ始めていたスタジオぴえろが選ばれ、ぴえろ魔法少女シリーズ第一作として放送されることになる。
魔法少女アニメに芸能界というこれまでにない要素を取り入れ、また主人公の声を当時15歳で本作の主題歌がデビュー曲となるアイドル歌手太田貴子が担当。
当初は全26話の予定だったが、視聴者からの好評に応えて52話まで延長、さらにOVAで続編が製作された。
作風としては、架空性の高い世界を舞台としていた『ミンキーモモ』とは対照的に、日本の芸能界を舞台にする、当時の流行や風俗を反映するといった特徴があり、これによって現実味を帯びた世界観が描かれている。
例を挙げると、当時爆発的な人気を誇っていたクレープ屋が主人公の実家として登場するほか、作中には当時の人気番組『ザ・トップテン』にマミが出演する場面も見られる。
あらすじ (説明はWikipediaより)
森沢優は10歳の少女。
ある日、夢嵐にあい、迷っていたフェザースターの舟を助けたことからフェザースターの住人・妖精ピノピノと出会う。道案内をしてくれたお礼に、ピノピノは優に1年間だけ魔法のステッキを与え、お目付け役として猫の姿を借りた使い魔、ポジ(雌)とネガ(雄)を預ける。
調子に乗った優はさっそく魔法の力で16歳の成長した少女の姿に変身し、何も知らない両親や片思いの相手であり、幼なじみの大伴俊夫をからかって他愛もないイタズラを楽しんでいた。
ところが、街を歩いているところを芸能プロダクション「パルテノンプロ」の社長・立花慎悟の目に留まり、半ば強引にスカウトされて歌手デビューする羽目になってしまう。
たちまち大人気アイドル・クリィミーマミとして活躍することになった優だが、あろうことか俊夫がマミの大ファンになってしまう。
自分自身のもう1つの姿であるマミを交えた奇妙な三角関係に悩みながらも、優は、昼間は小学生、学校が終われば人気アイドルという二重生活に奔走することになる。
登場人物 声優 (説明はWikipediaより)
森沢 優 声 – 太田貴子
私立セントレミー学園小等部(小学4~5年生)。
両親は東京都国立市のくりみヶ丘でクレープ屋「クリィミー(Creamy)」を経営しており、自身も店を手伝っている。
魔法世界「フェザースター」の妖精・ピノピノが乗る箱舟を助けたことから1年間だけ魔法をもらい、アイドル歌手・クリィミーマミとして活躍することになる。
幼馴染の俊夫に恋心を抱いており、俊夫がマミのファンになってしまうことにより自分自身であるマミに嫉妬するという複雑な三角関係になる。
優しく柔和な性格だが、理不尽なことに対し憤るなど芯の強さも併せ持っている。
夢を信じる心を持ち、ピノピノを助けたのも優が夢を失っていなかったからとされる。
一方で責任感も強く、マミの仕事のために望まない嘘をつくこともある他、自分のせいで歌手活動を妨害されているも同然なめぐみに対し、申し訳なさを感じている。
お転婆なイメージが強いが、俊夫の言動に一喜一憂し、悩むなどナイーブな面も多く描写されている。
幼い頃から連れてくる友達は男の子がほとんどであり、特に俊夫とは小さい頃からの幼馴染で教会の屋根裏部屋に忍び込んだり、難破船の探検に行ったりと活発な女の子である。
ローラースケートが得意で、よく父親のローラースティックを使って遊んでいる。
好きな食べ物はクレープとチーズグラタン。
クリィミーマミ
優が魔法の力で16~17歳の少女に変身した姿。
名前は優の実家の店名から咄嗟に思い付いて名乗ったものである。
当初は変身後の姿で俊夫や両親をからかって面白がっていたが、その姿で新宿を歩いていたところ、芸能プロダクション「パルテノンプロ」の社長・立花慎悟にスカウトされて突然ステージデビューする羽目になる。
その数日後、歌手として正式にデビューし、気乗りのしない優本人の思いとは裏腹に一躍スターとなる。
実際はまだ10歳の少女であるが故に夜遅くまで一人で外出しているわけにもいかず、午後8時以降の仕事はしないと事務所にも明言している。
そのため、「午後8時のシンデレラ」と呼ばれ、キャッチコピーにもなっている。
大伴 俊夫 声 – 水島裕
優の幼なじみで、私立セントレミー学園中等部に通う14歳の少年。
マミの大ファン。
明朗快活で好奇心旺盛だが、女の子の気持ちには鈍感。
以前から年下の優を子供扱いすることが多く、さらにはマミに夢中になっていることもあって優をたびたび嫉妬させているが、(本人には自覚がないものの)実際には誰よりも優のことを大切に思っている。
優とマミの関係については全く気づいていなかったが、マミの熱心な追っかけを行う中、NPB歌謡祭の会場で優がマミに変身する決定的瞬間を目撃してしまう(26話)。
それにより、優は変身能力を含めてすべての魔法を失うが、マミが突然姿を消すことは出来ないというピノピノの説得により、自身の記憶を封印することに同意。
ひきかえに優の変身能力を復活させ、その後も1ファンとしてマミを見守ることになる(27話)。
ただ、歌謡祭の夜にマミの正体を見てしまった時の心境をテープに録音しており、これがきっかけで後に記憶を取り戻しかけ、マミのファイナルステージを目前に控えた優を苦悩させる。
また、この時同時に「半年もマミの秘密を隠してきた優がいじらしい」旨の発言も録音していたことから、この頃から自分の優への思いに気付き始めていたようだ。
森沢 哲夫 声 – 村山明
優の父親。
クレープハウス「クリィミー」を経営している。
「クリィミー」は中型バスの移動販売車であり、イベント会場等で出店することもある。
基本的に大らかな性格で、優のお転婆ぶりにも目を細めてしまうところがある。
かつては暴走族・カミナリ族に所属しており、妻のなつめとはその頃からの付き合い。
森沢 なつめ 声 – 土井美加
優の母親で28歳。
旧姓は藤野で、現在は夫とともにクレープハウスを切り盛りしている。
少女期に歌手を目指して、レッスンをしていたことがある。
優のお転婆や負けん気の強さ、歌手としての才能は彼女の血によるところが大きい。
元暴走族でもあり、「クリィミー」のクレープカーでパルテノンプロのステージカーと公道レースをしたことがある(8話)。
夫を「てっちゃん」と呼ぶ。
如月 みどり 声 – 安西正弘
俊夫の同級生で親友。
大柄太目ののんびり屋の少年であり、いつもスナック菓子を手にしている。
自転車に乗れないほど運動神経が鈍いものの、走っている車に当たっても平気なほどに頑丈な体をしている。
気弱でよく俊夫に振り回されるが、優に恋心を抱いており、優のことになると途端に積極的になる。
見かけとは裏腹に、案外鋭く物事の本質を捉えている。
48話で優と念願の初デートとなったが優の大切な人は自分ではなく、俊夫だと気づいていた彼は、後をつけて来ていた俊夫にそのことを告げて二人の仲を取り持つ立場に回った。
優への思いは実らず片思いに終わったが、最終回のエンディングではちゃっかりと新しいガールフレンドを作っている。
日高 守 声 – 神保なおみ
優のクラスメイトの少年。
北海道からの転校生で28話より登場。
風の又三郎をモチーフとし、不思議な言動をする。
自然や動物のことに詳しく、一目でネガとポジが普通のネコでないことを看破したり、ネガが風邪をひいた時には薬草を煎じて作った薬で助けた。モデルは押井守と言われる。
ネガ・ポジ 声 – 肝付兼太・三田ゆう子
ピノピノよりお目付け役として、優に預けられた二人の妖精。
フェザースターにいた頃に比べて力は弱まっているが、念力でカメラ程度の小物を動かすくらいのことはできる。
優とは会話を交わすが、他人の目には子猫にしか見えず、言葉も通じない。
ネガは雄型で毛並みが青い。
怠け者でよく不貞寝をする皮肉屋ではあるが、ポジよりも物事をしっかり捉えている。
ポジは雌型で毛並みが赤い。楽天的でしっかり者だが、どこか抜けている。
ピノピノ 声 – 間嶋里美→中野聖子
フェザースターの箱舟の主。
小人の妖精の姿をしている。
箱舟が「夢嵐」という異変に遭遇し、航行不能に陥っていたところを、現実空間から箱舟が見える優に助けてもらったことから優に魔法の力を与える。
主人公に魔法の力を与えるという、魔法少女アニメにおける重要な役回りを持つキャラクターであるが、ポジやネガに比べると登場回数が少なくOVA第3作『ロング・グッドバイ』においては登場機会さえ存在しない。
立花 慎悟 声 – 井上和彦
立花財閥の御曹司で、芸能プロダクション・パルテノンプロの若き2代目社長。
彼の父(声 – 稲葉実)はパルテノンプロ会長でニューヨークに在住、母は他界している。
成績優秀・スポーツ万能・プレイボーイを自負する、笑顔と白い歯が爽やかな二枚目だが、我を忘れると途端に三枚目的言動を見せる。
押しが強く、調子のいい性格。
突如出現したクリィミーマミをスカウトし、強引に自社専属のタレント契約を結ぶ。
私生活がまったく不明なマミを当初は調査しようとしていたが、結局あきらめたようである。
意外に小心者で、怪談話が大の苦手。
綾瀬 めぐみ 声 – 島津冴子
立花慎悟が社長を努める芸能プロダクション・パルテノンプロ所属のトップスター。
「ミルキーウェイ・プリンセス」の異名を持つ18歳のアイドル歌手で、NPB歌謡祭でゴールデンアイドル賞を受賞するなど芸能界ではそこそこ評価は高い様子だが、マミファンの俊夫からは「退屈」、「落ち目」と厳しい評価を下されている(8話)。
突然デビューしたマミのためにパルテノンプロ内でぞんざいな扱いを受けるようになる。
そのため、立花のライバルである片岡社長(声 – 村松康雄)が率いる芸能プロ・LPプロダクションへの移籍を考えたこともあった(23話)。
慎悟が目をかけているマミに嫉妬し、午後8時には姿を消すマミの秘密を暴こうと画策したり、様々な妨害を行っていたが、ことごとく失敗。
以降、あまり詮索しなくなった。
口より先に手が出るタイプで、マミばかりに夢中になる慎悟に毎度のごとく平手打ちを喰らわせていた。
マミに嫉妬とライバル心を抱きながらも心根は優しく、肝心なところでは先輩として暖かく見守り助けてくれる。
慎悟にはずっと片思いをしていたが、最終回エンディングで婚約している場面がある。
高所恐怖症で、動物が苦手。
木所 隼人 声 – 亀山助清
パルテノンプロのマネージャー。
元はめぐみの担当だったが、マミの兼任マネージャーとなる。
気弱なところがある上に気苦労の多い立場であり、しばしば胃薬を服用している。
痩せていて頭髪はやや寂しい。
蝶ネクタイがトレードマーク。
実家はかなり裕福なようである。
ネーミングと容姿のモデルはウディ・アレン。
星井 守 声 – 郷里大輔
番組ディレクターで、OVAでは映画監督を務める。
作中では主に「マモちゃん」と呼ばれ、早撮りのマモちゃんの異名を取る。
ネーミングと容姿のモデルは押井守。
スネークジョー 声 – 仲木隆司
パパラッチのフリーカメラマン。
チンピラ風の男で白いジャケットの上下と赤いシャツを着用し、頭にはソフト帽をかぶっている。
慎吾の弁にあるようにスネークの名前どおり、ヘビのようにしつこく芸能人を付け回してはスキャンダルを仕立て上げることを生業とする悪徳カメラマンでもある。
日本マフィアのドン・銭亀為五郎(声 – 八奈見乗児)の孫・ケンからのウソの手紙で為五郎と面会することとなったマミの決定的瞬間を撮ることに成功するも、カメラを壊されスクープはパーになってしまう。
この一件がマミとの因縁の始まりであり、カメラを壊された恨みもあって、その後もスクープを狙ってマミを付け回すこととなる。
また、LPプロダクションの社長・片岡にめぐみの引き抜き工作を提案したりもした。
後にマミの正体を暴こうとして、たまたま変身を解かなかったマミが「クリィミー」を営む森沢家に帰ったと思しき状況を目撃するに至る。
その一件がきっかけとなりマミと森沢家との関係をも怪しむようになるが、結局証拠を掴むまでには至らなかった。
トンガリ王国王子 声 – 深見理佳
2000年以上の歴史を持つ、古代トンガリ文明の末裔。
父のトンガリ王国国王(声 – 西川幾雄)や呪術師の老婆とともに来日(20話)。
クリィミーマミのファンで、ファンレターにトンガリ王国の生贄の儀式に使用していた指輪を入れてマミにプレゼントしようとする。
その指輪を木所がはめてしまって一騒動起きてしまう。
その後第50話にて再来日、兵藤らと共にマミのファイナルコンサートに協力する。
呪術師の老婆 声 – 鈴木れい子
トンガリ王国の呪術師。
代々続く生贄の儀式に必要な生贄としてマミをターゲットにしようとするも、木所がはめていた指輪をマミが魔法を使って消滅させると、それに伴い老婆も消滅した。
その後予言者として復活し、王子とともに再来日。
マミのファイナルコンサートに協力する。
兵藤 進ノ介 声 – 鈴置洋孝
一流会員制社交クラブであるハイソサエティークラブの代表。
マミのファンクラブを作りたいと申し出る。
立花はマミのステータスがあがる上に援助も期待できるのではないかと歓喜し、ふたつ返事でOKした。
また、マミもハンサムな兵藤に惹かれていくが、仲間との賭のためにマミや立花を利用していたことが明るみに出て、マミや俊夫達に懲らしめられる。
その一件以来、本当にマミのファンになり、マミのファイナルコンサート開催時にはトンガリ国の人々と協力し、セントラル競馬場を会場として手配する。
【主題歌 (説明はWikipediaより)】
【オープニング】
【曲名】 デリケートに好きして
【作詞】 古田喜昭
【作曲】 古田喜昭
【編曲】 大村雅朗
【歌】 太田貴子
【エンディング(前期・最終回)】
【曲名】 パジャマのままで
【作詞】 古田喜昭
【作曲】 古田喜昭
【編曲】 大村雅朗
【歌】 太田貴子
【エンディング(後期)】
【曲名】 LOVEさりげなく
【作詞】 三浦徳子
【作曲】 小田裕一郎
【編曲】 西村昌敏
【歌】 太田貴子
【挿入歌】
【曲名】 BIN・KANルージュ
【作詞】 岩里祐穂
【作曲】 亀井登志夫
【編曲】 岩本正樹
【歌】 太田貴子
【挿入歌】
【曲名】 美衝撃(ビューティフル・ショック)
【作詞】 亜蘭知子
【作曲】 織田哲郎
【編曲】 西村昌敏
【歌】 太田貴子
【挿入歌】
【曲名】 囁いてジュテーム-Je t’aime-
【作詞】 亜蘭知子
【作曲】 織田哲郎
【編曲】 岩本正樹
【歌】 太田貴子
【挿入歌】
【曲名】 ラストキッスでGOOD LUCK!
【作詞】 古田喜昭
【作曲】 古田喜昭
【編曲】 馬飼野康二
【歌】 島津冴子
【挿入歌】
【曲名】 優のクリィミーマミ
【作詞】 古田喜昭
【作曲】 古田喜昭
【編曲】 馬飼野康二
【歌】 太田貴子
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